院長コラム

過去の感情は心に閉じ込めてしまい込んでいます

心にふたをして,　過去の記憶として

しまいこんでいます。

この心の作用と脳神経に働きによるものです

自分が意識することなく無意識に

心の奥深くにしまい込み

普段の日常では、今の自分に都合のいいように

邪魔にならないところへとしまい込みます。

大脳新皮質や脳幹、海馬が関係して

過去の記憶としています

 

この人は苦手と思う心の作用

社会生活の中で人間関係のストレスは

大きいものです

このタイプの人はどうしても苦手など

あるかもしれません

例えば、過去にひどく叱られた記憶があると

過去の叱られた感情が今の自分には

無意識に恐怖となって心や行動に働きます

自分では意識していなくても恐怖となって

過去に叱られたことによる悲しみや怒りを

今の自分は感じたくないと無意識に防御します

過去の嫌な記憶や体験の感情にふたをした状態では、

父親が嫌い、人に叱られるは苦手、

上司に叱られるのは大きなストレスになります。

最近ではパワハラ問題がありますが、

実際にしかられるのではと心の中で感じてしまうレベルです。

例えば、自分がしかられていなくても

他人が叱られていると、ドキドキした経験はあると思います

これは、自然と相手の気持ちが分かったり、

自分も同じ立場ならどうしようと、

自律神経が働き恐怖を感じてりるのです。

自律神経が先に自分を防御しているのです。

その上司が父親と同じ年代で

同じような容姿では

その上司その人を苦手ととるでしょう。

この状態では大きなストレス、心の葛藤が生まれます。

やがて会社に行きたくないとなりかねません。

 

カウンセリングでしまい込んだ感情を呼び起こすことができます

ここでカウンセリング的には、

タイムラインという

その時のことを思い出しながら

その時の自分に戻って感情を感じてみる

ワークがあります。

そして、叱りつけた父親の気持ちも

感じることで、自分の思い違い、

相手を思いやる心も生まれてきます。

その時に新たな感情が生まれてきます。

お父さんの気持ちもわかるかも知れない、

私にも問題があったかもしれない。

このようになれば

子供のころ叱られた記憶が

その人の中で嫌な感情から

変化してゆくでしょう。

この人はこれから親への気持ちも変化します。

社会の中で同じようなことが起こっても

ストレスは少なくなるかもしれません。