院長コラム

適応障害とはストれすにうまく対応できないことです

適応障害とは、過剰なストレスや環境の変化に対応できず、

精神的・行動的不調が現れる障害です。

そして、広く知られている症状として、頭痛や腹痛、

不眠や食欲不振などがあります。

さらに精神的なストレス、気分低下、思考力の低下などあります。

もしかしたら、特定の場所に行こうとすると、頭痛や腹痛といった

症状が現れるといった話を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、こうした症状が現れるのが一度だけであれば、一過性のものとして、

問題視されることはほとんどないようです。

適応障害の診断基準の一つに、ストレス因子の発生から

３ヶ月以内に症状が現れており、ストレスがなくなると６ヶ月以内に

消失するとあります。

これは、症状が現れてから日常生活に支障をきたすまでの期間が短く、

主なストレスの原因がなくなると症状は少なくなることです。

 

 

適応障害がひどくなると

もし、発症期間内に適切な治療や対応がとれず、症状が長引いてしまったら、

どうなってしまうのでしょうか。

原因がはっきりとわかっているにも拘らず、その因子を取り除くことが

できずにいると、当事者は常に強いストレスに

さらされている状態となります。

すると、初期段階では、不安や抑うつ気分といった心理的症状や、

頭痛や疲労感といった身体的症状が、深刻化することになります。

精神的な問題も多く、仕事や日常生活の判断ややる気も低下していきます

 

抑うつ気分は、深刻なレベルのうつ病に移行する可能性が高くなり、

不安は、パニック障害や他の不安障害へと発展する可能性があります。

身体的症状が深刻化すると、慢性的な頭痛や睡眠障害、免疫力の低下などが

現れるようになります。

このほかにも、アルコールや薬物に依存するリスクが高くなる可能性があるそうです。

 

 

早めの判断と治療が必要です

いずれにしても、当事者の意思だけでは対応しきれないところまで、

症状が深刻化してしまうため、初期段階の時点で適切な治療や対応をとることが

重要であることが、おわかりいただけるかと思います。

適応障害をはじめとする精神障害の多くは、未だ周囲の理解を十分に得られたと

言えるところまで知られてはいないのが現実です。

適応障害を初期症状の段階で、それと気づくことができるのは、

もしかしたら当事者でも難しいかもしれません。

そのため、周囲の人々が様子を察してサポートに回る体制を

取ることも難しいのです。

 

今までできていたことができなくなる、仕事の業務や、

家庭での関係にうまく適応できていなことが、

何らかの原因があるのなら、問題となるストレスにうまく対応できるように、

取り組むことも必要です。

適応診断と診断され薬で対応してい行く方法もありますが、

認知療法や心理面のトレーニングも選択にあります。

当院での施術に、興味が湧きましたら、まずはお電話にてお問い合わせください。