院長コラム

起立性調節障害の代表的な症状は

・朝起きられない

・頭痛

・めまい

・立ちくらみ

・動悸、息切れ

などがあげられます。

 

身体的な変化が大きい成長期の年齢で発症するケースを

見聞きすることが多いですが、

社会生活を送る「大人」で発症する方も決して少なくありません。

ストレスなどが影響し、自律神経のバランスが崩れていることが

関係していますので、「今すぐ」「自分で」どうにかできなくて

もどかしさを感じている方が多いのも特徴です。

自律神経のコントロールは自分の力ではできません。

周囲、特に職場でこういった症状の理解をすぐに

得られるかというと、難しい場合が多いでしょうし、

「早く何とかしなくては」と本人に焦る気持ちも生まれやすくなります。

 

大人の起立性調節障害とは

なかなか完治したと判断しづらいのが

大人の起立性調節障害の大きな特徴です。

焦りやストレスそのものが原因となっていることから、

大人の起立性調節障害とは

「ある程度の期間は続く＝どのように症状とうまく付き合っていくか」

という認識が症状緩和に必要になります。

 

体の不調を感じていても、ストレスの原因がわかっていても、

「自分で何とかすべき」として、

症状を深刻化・長期化させてしまうのは

想像できます。

起立性調節障害によくある不安が体を動かしたくないと思い、

さらに悪化していきます

自律神経の乱れを含む起立性調節障害に関しては、

身近に「専門医」がすぐに見つからない可能性が高いです。

しかし、より短期的に症状を緩和させ、

うまく付き合えるようにサポートをする、

総合的に「相談できる相手」は絶対に

必要であるのは間違いありません。

 

・内科的かかりつけ医

頭痛などの痛みに対処できる上に治療への不安を

共有できるメリットがあります。

起立性調節障害に詳しい病院や個人の医院もあります。

しかし、そもそも地域医療の担い手であり

保険診療では時間にも制約があり

十分に対応してもらえるか不安が残ります。

 

・心療内科や心理療法士

長期的な観点から言えば、心療内科での診察を受けることができるのが

選択もあります。心理面の専門スタッフのサポートは心強いものです。

症状が長く続いていれば心身症としての問題もあるでしょう

あくまで、心理面も影響しているのかと自覚することが大切です

 

整体のメリット

頭痛、だるさなどの体の不調改善には、

整体を活用する方法もあります。

不調の原因が日常生活にどのように潜んでいるのか、

注意点など自律神経の乱れは人それぞれです。

さらに、骨盤や首周りの血流の改善をすることにより、

頭痛や肩こりなどの症状も改善が見込めます。

どこへ相談したらいいのかわからない時には、

十分なカウンセリングがある身近な整骨・整体院もおすすめです。

 

起立性調節障害はいつまで続くのか…と悩むのではなく、

病院や薬を頼らずに生活を送ることができるように、

症状と付き合えることを当面の目標としてみてください。