院長コラム

怒ることへのイメージは

ついイライラしたり、カリカリしたり

やり場のない思いを、感じ取ることもあります

何に対して怒っているのか、いらいらしているのか

本人も分かりかねていることもあります

 

怒ることは、体がどうなっているのか？

人が怒る原因は、

●他人への理不尽な行動に理解できない

この場合、他人の行動を

自分の中の基準で判断して

自分には理解できないので

怒る、腹が立つ

●自分の無力感に怒る

自分を他人と比較して、

理想と目の前の現実との

ギャップに怒る

多くの場合、自分に怒ることより

他人への怒りや、物事への怒りが

多いと思います

これらは、目の前で起こった出来事に

自分が目にしたことを、

頭で（大脳新皮質）理解することから

始まります

厳密には、今までの自分の理念や考えの

基準の中で

自分の中の基準に合っているかどうかを

脳の記憶で判断します

ここまでは、まだ怒ってないのです

ここで、我慢ならないとなると

脳の、脳幹から、怒りの神経伝達物質、

ドーパミンの爆発で、

体からもストレスホルモンがいきわたります

普段から怒りやすい人は

すぐにドキドキして、怒りの物質が出てきます。

自律神経の伝達物質は

脳から、体へいきわたります

ひとたび起こりだすと割らりの迷惑も考えず

怒ってしまう人もあります

 

日本人に多い、我慢することがすばらしい

怒ることはみっともない

怒っている自分を見るのがいやだ

ならば、怒らないほうがいいに決まってる

このように思いこんでいる方も

多いでしょう

社会で生活するうえで、

些細なことですぐ怒っていては

周りからの印象も違ってきます

特に、すぐ切れやすいと、

周りの人も、心配になります。

人前で怒ったりするのは、

今の時代よくありません

でも、人間だれしも、

腹の立つことはあります。

これが自然な感情です

心理学セラピーで言われる、

感情をごまかさないで。

今の目の前で起こっていることへの

素直な感情を感じることが大切です

怒ることがだめではいつか我慢できず

すぐに切れたり、

理不尽に怒ったりにもつながります。

くれぐれも、怒りなさいではありません

人へ怒ってもあまりいいことはありません

ここでは、自分の中で、

素直な気持ちを感じ取れてない人に

感じることも大切です。

今あの人の行動に腹が立っている、

怒っていると感じることは大切です

しかし、むやみに人を攻撃するのではなく、

よい関係性を作れるきっかけを作ること

そのためにこちらの主張もしてみることも大切です

自分の感情を押さえつけてばかりでは

やがて自分の体も気持ちも乱れてきます