院長コラム

自分の中の欲求を他人に見いだします。

妬み・嫉妬は自然な反応です

自分では気にしていなくても

心の中で、潜在意識の中で

人をうらやむのは自然なことです。

この人をうらやむのは

その人個人によって、基準が違ってきます。

いつも派手にふるまいたい、きれいに着飾りたい

人によってさまざまです。

これも行き過ぎると、できない自分へ対しての

ネガティブな心がでてきます。

やがて、今の自分自身からも現実逃避る形で

今の自分に自然と目を背けることで

自分を守ります。かなり重症の自己防衛です。

そしてこうなると自分でも気づかず、

抜け出すのも大変かもしれません

 

他人へのうらやみも自分にプラスに向けましょう

人への妬み・嫉妬はあまり良くないイメージです。

その人自身はすごいエネルギーで

自分と葛藤しています

脳の中では交感神経が爆発しています

体も熱くなり、アドレナリン、ドーパミンが

駆け巡っています、自律神経も疲れます。

このようなことから、

人は自然と妬み嫉妬する対象から

目をそむけようとします

その対象や人を嫌っていきます

目を背け遠ざけることで

自分の心は安全になります

ここまでは、普段のよくあることです

人付き合いが上手な人は

自分の抑圧している、妬み・嫉妬を感じても

うまく受け流し、自分にプラスに持っていくことで

その人ともかかわりを持っていきます

今の自分にないこと、できないこと

これから手に入れたいこと

それを他人は持っていても

少し違った側面から、入っていくと

少し、自分にもプラスに向いていくはずです。

自分にないことを他人の中で見出していることが

その人を自然と遠ざけばかりでは

自分の視野も狭くなっていきます。

 

苦手な人に対しては、自分の中でイメージができています

自分が苦手な人のタイプには、

過去の経験と照らし合わせ

また、あの時と同じように、

叱られる無視されるなどすればまた大変な思いをする

あの時と同じような怒りや悲しい思いをしたくない、

誰でも心ではそのようの思います。

人の自然な反応です。

人は進化の中で経験を記憶し、その時の感情や状況を

記憶して生き延びてきたのです。

このおかげで、危険な生物や出来事に合いそうになると

体や自律神経が反応して素早く防衛できます。

現代の進化した社会生活では人間関係へのストレスが

多くを占めます。

苦手な人にも本当はいいことがあるはずです

本人もこのことは心のどこかで分かっていればよいのですが。

自分自身の思い違いからも見直しましょう