院長コラム

自分の中のもやもやする感情

自律神経系の不調の体へのサインの一つに

なんだか、胸が詰まる、もやもや感

息苦しい感じはとても抽象的で、病院の神経内科に行っても

軽い安定剤で済んでしまうことでしょう

西洋医学的にどこがどうなているわけでもないのです

この場合、心がもやもやする

重苦しい感じは自分のなかで、気づいていない何かが

心で葛藤していることもあります

 

おとなしい穏やかな人こそ危険です

喜怒哀楽の感情

人間だれしも、目の前の出来後に

喜んだり、落胆したり、怒ったり

これが自然の感情です

自分は穏やかで、いい人で生活できている。

これは、大切なことですが

楽しいことや腹の立つことに

その時その時の感じたことを

体の外に発することが大切です。

心がもやもやするのは

これは、自分の中で、

何かうまくいっていないサインです

しかし、日本人に多い怒ることはダメなこと

さらには、そんなこと自分の心の中では

無かったことにしてしまう人もあります

会社では管理職や、家庭の中でも起こりがちです。

人を攻撃する怒りではありません

自分の中で、思いのようにいかないことへの

怒りは、やがて心にストレスとなてきます

それが積もると、心のもやもやになってきます

ストレスをためないようにと言われますが、

人によっては、当たり前のように

自分の心をしまい込んでしまう人もいます

やがて、体の症状となって現れることもあります。

気持ちのストレスはやがて自律神経の乱れにつながり、

我慢し続けていると体の緊張状態が続きます

肩がこる、背中が痛いなどは日頃の疲れや

無理をしての筋肉の痛みもありますが

ストレスからの体の症状となっていることもあります

 

自分の感情に気づきましょう

社会で生活するうえで決まりやルールに従って生きるのは大切です

しかし、時々何となくやる気が出ない、心は上の空などになるのは

自分の感情とは違う行動や決定をしているときです。

それが続くと自分の気持ちに素直になれなくなり

物事に無関心になり、「別に～」「さあ～」

周りとの関係もぎくしゃくしがちになり

自分の中でも決断や自己主張が減ってきます

この心理面は大人の日常生活だけでなく

家庭内の親と子どもの関係にも当てはまります

社会のルールを守るのは大切ですが

自分の気持ちや感情に素直に

時には嫌なものは嫌、おかしと思えば意見することも

心の葛藤をため込まないためにも大切です